滞納・未払い・差し押さえ

nhk 受信料払わないと財産差し押さえになる可能性があるって本当?

納付の義務があるのに案外守られていないもの。それが、国民年金保険料とNHK受信料です。

どちらもきちんと払っている世帯は全体の7割ほどだと言いますから、つまり、世の中の三割の人は国民年金、NHK受信料を支払う義務を怠っているということですよね。

払わない人には言い分があって、たとえば国民年金なら、「納めたところで将来自分が受給できる可能性は低い」。NHK受信料なら、「たくさんのテレビ局の中でNHKだけが受信料を取る意味が分からない」。どちらも納得できなくはない意見ではあります。

NHK受信料支払わなくてもよいケース、また解約方法を知りたい!

実際、NHK受信料を払わないか今後一切NHKの放送を見られなくしてくれて構わない、という人も大勢いるようです。

NHK側の返答は「NO」。受信料を納めていない世帯にのみ、そういった措置をとることは非常に困難。もっと言えば、「だったらウチも」という世帯が続出してますます受信料徴収が下がってしまったら元も子もないわけです。

NHK受信料の支払い免除、契約解除できるケースもあるって本当?

さて、この NHK受信料ですが、支払いが免除になる、契約解除できるケースがあるんです。

「NHKの番組見られなくてもいい、って言っても無理なのに?」とクビを傾げる方もいそうですね。

答えは簡単に言えば、「テレビを所持しない」ということです。こういうとちょっと語弊があるかもしれませんね。テレビに限らず、パソコンやケータイ、スマホでもテレビ視聴はできるからです。

厳密に言えば、“受信機”。NHK放送を受信できる、なんらかの受信設備を持っていたら、NHK受信料は発生します。

受信設備がないことを証明できれば、 NHK受信料支払い義務は生じないということです。

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NHKの契約解除は難しい?もっともスムーズな解除方法とは?

NHK受信料支払いの発生する受信機の種類、どんなものがあるの?

公式ホームページでは、NHKのテレビジョン放送の受信できる設備」としてこの4種類が明記されています。

  • 家庭用受信機
  • 携帯用受信機
  • 自動車用受信機
  • 共同受信用受信機(集合住宅の共同アンテナなど)

詳しく調べるとこのようなものが受信機、受信設備にあたります。

種類 詳細
家庭用受信機 テレビ、ポータブルテレビ、受信機能付帯ビデオレコーダー、テレビチューナー付帯パソコン
携帯用受信機 ワンセグ付帯携帯電話・タブレット端末
自動車用受信機 テレビチューナー付帯カーナビ
共同受信用受信機 ケーブルテレビ、地上デジタル対応アンテナ、BS・CSデジタル対応アンテナ

NHK受信料支払い免除、あるいは解約手続きはどのように行うか?

これらの受信機器・設備が住居にない、あるいは壊れている、ということが証明できれば、 NHKに連絡し、所定の用紙を送ってもらい、必要事項を記入、 NHK側の審査に通れば、めでたく NHK受信を解約ということになります。

一昔前だと、「テレビを見れない!」というのは無人島にたったひとり残されたような気分になったでしょうが、今やインターネットオンライン上の無料動画視聴サイトがいくつもあります。テレビがなくて困る人はいずれ少数派になってしまうかもしれません。

さらに、次のような世帯では、受信機器・設備があっても、NHK受信料の支払いは全額、あるいは半額免除になります。

<全額免除となるケース>

  • 生活保護を受けている
  • 家族に身体障害者がいる(非課税)(
  • 家族に知的障害者がいる(非課税)
  • 家族に精神障害者がいる(非課税)
  • 社会福祉施設入居者

<半額免除となるケース>

  • 世帯主・契約者が視覚・聴覚障害を持つ
  • 世帯主・契約者が一級あるいは二級の身体障害を持つ
  • 世帯主・契約者が重度の知的障害を持つ
  • 世帯主・契約者が一級の精神障害を持つ
  • 世帯主・契約者が戦傷病者である

NHK受信料支払いの滞納を続けていたら、裁判沙汰になるって本当?

前項でお伝えしたように、

  • NHK放送受信用の設備・機器がない、壊れている
  • 全額免除のケースに当てはまる
  • 半額免除のケースに当てはまる

これらに該当しないようでしたら、NHK受信料の支払いは免れません。

NHK受信料支払いは案外高い!やっぱり払えないかも…!?

NHK受信料ですが、2018年現在いくら払うことになっているかと言いますと、割安になる口座振替・クレジットカード払いだと、

  • 地上放送のみの視聴、2,520円(2ヶ月)
  • 衛星放送込みの視聴、4,460円(2ヶ月)

結構高いんです!これでは払わない人が続出というのも無理のない話かも知れませんね。

NHK受信料支払い、ずっと滞納を続けていたら徴収人がやってくる!

では、前項のような免除、解約のケースに当てはまらないのに、NHK受信料を払わないままでいたらどうなるのでしょうか?

支払わないままだと督促状が来ます。また自宅に毎日毎晩NHK受信料の徴収人が訪問してきて長い押し問答を続けた、なんてケースも…。

徴収人の方はNHKの人ではなく、NHKから委嘱を受けた別会社のスタッフです。
NHKの番組づくりに対する不満をまくしたてたところで相手は知ったこっちゃありませんから、まったく無意味。

「今後受信料を払います」という誓約書に判を押してもらうため、相手はあの手この手で必死ですから、不毛な問答が続くのも道理です。

全世帯の三割といえば相当数の人がNHK受信料を支払っていないことになります。その世帯すべてに徴収人が押しかけるのは難しいのでは?と思われるかも知れませんが、ある程度収入のありそうな分譲住宅地、集合住宅をメインであたれば、数をこなすのはさほど難しいことではありません。

NHK受信料支払い、徴収人との戦いには勝っても次は、…裁判!?

コトバは悪いかも知れませんが、いにしえの押し売りがごとく、玄関からてこでも動こうとしない NHK受信料金徴収人との死闘(!)にやっとのことで勝利して、それでおしまいかと言えばそうではありません。

支払督促を無視し、徴収人を追っ払って、…次なる一手は、…裁判!そう、支払いの滞納を続けていると、なんとNHK側から裁判を起こされてしまうんです。

「全国民の三割の人が払っていないなら、我が家が裁判にまで持ち越される可能性は低い…」と考えがちですが、実際に裁判にもつれた世帯があるということ。けっして無関係とは言い切れません。次はあなたの家に裁判所から「支払督促」が届くかも…?

NHK受信料の支払督促が届いて2週間以内に「異議申し立て」をしないと、この裁判、NHK側の勝訴!となり、それでも支払わない場合は財産を差し押さえられてしまう可能性があります。

「わ〜、もう30年も NHK受信料支払ってない。どうしよう?」

この場合、30年分を徴収されるわけではないので、ご安心下さい。受信料は5年ごとで時効となるため、最長でも過去5年分までしか徴収されません。

  • 地上放送のみの視聴、約8万円(5年分)
  • 衛星放送込みの視聴、約12万円(5年分))

となるわけです。

NHK受信料支払いの滞納、ブラックリストに記載されてしまう!?

前項を読んだ方は、慌ててNHK受信料の支払いに行ったかもしれません。しかし、きちんと受信料を支払ったところで、あらたな不安が頭に浮かんでしまうかも知れませんね…。

「返済の延滞はクレジットヒストリーのブラックリストにのせられる、って言うからNHK受信料を滞納してたら、同じようにブラックリストにのってしまうんじゃないかな?」

NHK受信料支払いを滞納してもブラックリストには記載されない!

NHK受信料に限らず、光熱水費などの公共料金支払い、ケータイ・スマホの使用料も同様なのですが、

  • 請求書
  • 口座振替
  • コンビニ払い
これらを選択している限り、クレジットヒストリーに影響を及ぼすことはありません。ただ、NHK受信料やその他の支払いをすべてクレジット払いにしているときは、やはり延滞しないなどの注意が必要です。

NHK受信料支払いは振込より、クレジットカード払いが断然お得!

たとえば、地上・衛星放送、どちらも見られる契約の場合、

条件 半年前納 一年前納
クレジット払い 12,730円 24,770円
振込等 13,015円 25,320円

以下の表を見れば一目瞭然ですが、クレジット払いにした方が断然お得なんです。

クレジットカード利用で万が一受信料支払いを延滞してしまうのが心配、という人は口座振替でも同じような割引がききます。ただし、クレジットカードの方が、ポイント制などの優遇があり、単なる口座振替よりメリットが高いと言えます。

NHK受信料の支払いにとくにオススメなクレジットカード厳選5種!

さすが、みなさまのNHK。現在日本で扱っているほとんどのクレジットカード会社から受信料の支払いが可能です。

それなりに高額なNHK受信料。生きている限り支払い続けるとなれば、相当な金額になることでしょう。

そこでポイント還元率の高いクレジットカードにすれば、NHK受信料自体の割引の他にも大きなメリットが得られるというわけです。

NHK受信料支払いにとくにオススメなカードと特徴を次の表にまとめました。

カード名 特徴
楽天カード 顧客満足度1位!入会+利用で5,000ポイントゲット
ファミマTカード Tポイント加盟店たくさん!ポイント倍付日を狙え
三井住友VISAカード 安心の大手カード。新規入会最大10,000円バック
VIASOカード 最大10.5%のポイント還元率を見逃すな!
JCB CARD EXTAGE 新規登録最大11,000円バック!若者向け
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