auで未払いが続くと他のキャリアでも契約が出来なくなるの?
携帯電話の料金をうっかり支払い忘れていた!という経験をされた方も少なくないのではないでしょうか。
携帯電話ってとても身近な存在だけに、未払いにしてしまっても軽く考えてしまいがちです。中には、一度未払いになってしまうと、そのままずるずると料金が支払えない…という状況に陥ってしまう方もいるようです。
では、携帯電話の料金を滞納してしまった場合、一体どうなるのでしょうか?
例えばauで、未払いをした場合、後々他のキャリアで契約したい!と思ったときに契約できるのでしょうか?
今回は、auの料金を未払いし続けたときに、どうなってしまうのか?他のキャリアで契約できるのかなどを調べてみました。
auの利用料金が払えない!未払いになるとまずはどうなるの?
auの利用料金が支払えない!となった時に、期日までに支払えないとどうなってしまうのでしょうか?
すぐに使えなくなったりするのでしょうか?
期日までに支払わないと、督促が届きます
携帯電話の料金の支払いが期日までに行われなかった場合、まずは督促が行われることになります。支払期限が設定され、その日までに支払いをするように促されるでしょう。
支払いについては以下の方法があります。
- 振込用紙を利用しての支払い
- インターネットでの支払い
振込用紙が送られてきた場合は、振込用紙を利用して支払うことができます。お近くのコンビニエンスストアや金融機関、またはauショップでも支払うことが可能です。
インターネットでの支払いを利用する場合は、クレジットカードまたはペイジーで支払うことができます。
パソコン・スマートフォンであればauのホームページより手続きができますし、EZwebの場合はEZボタンを押し、「サポート」→「確認する」→「料金のお支払い」より料金を支払うことが可能です。
では、督促に記された期日でも支払いができない場合はどうなるのでしょうか?
支払いの期日を過ぎたら利用が停止されることも…
通常の支払日に支払いが出来なかった場合、更に支払期日が設定されます。その期日はだいたい2週間後程度となっています。
この支払期日でも未払いの状態が続く場合は、今度は、携帯電話の利用が停止されますので注意しましょう。
利用が停止されてしまうと、電話をかけたり、au回線を利用したインターネット・メールサービスなどをすることが出来なくなります。
近年は、固定電話を持っていないという方も多いですから、電話が利用できなくなるのは困りますよね。
利用が停止されると、auかんたん決済なども利用できなくなります。
【関連記事】
携帯電話やスマートフォンの料金滞納と強制解約を防ぐポイントとは
利用停止後も未払いが解消できない…強制解約される?
利用停止をされたとなるとびっくりしますよね。日ごろから利用している携帯電話が使えない!となると困ったことも多々起こります。
利用停止になったとしても、すぐに未払いの分の料金を支払うことが出来れば利用停止は解除され、再び利用ができるようになるので安心してください。
では、利用停止後も料金を滞納し続けた場合はどうなるのでしょうか?
利用停止後も未払いの状態が続くとauを強制解約される
利用停止後も料金を支払わない…という状態が続くと、事態はどんどん深刻になっていきます。
督促も引き続き届くようになりますし、そこに記される文言も重たいものになっていくでしょう。
それでもなお滞納を続けると、次の段階として、強制解約が行われます。
強制解約はその名の通り、強制的に契約が解約されてしまうことです。
つまり、持っているauの携帯電話が完全に利用できなくなってしまうということになります。
これまで積み上げてきたauキャリアはすべて無になると思っておきましょう。
強制解約は終わりの始まりでしかない!最悪裁判沙汰も…
利用停止から強制解約となるとこれ以上のことはない…と思うかもしれませんが残念ながらそこで終わりではないのです。
強制解約となったからと言って、滞納分の支払い義務がなくなるわけではありません。
「強制解約になったのにおかしくない?」と思うかもしれませんが、携帯電話の利用料金は基本的には先月利用した分の料金を支払う形になっています。
つまりサービスが先にあって、後払いというシステムなのです。アナタが滞納している分は既に利用している分ということになりますから、今後利用できないからと言ってその支払い義務がなくなるというわけではないということになります。
強制解約になったのだから関係ない…とそのまま滞納を続けているとある日裁判所から書面が届くことになるかもしれません。
裁判所からの連絡が来たらきちんと真摯に対応するようにしましょう。
auが使えなくなったから他のキャリアに…契約はできるの?
auの携帯電話が使えなくなったんなら、他のキャリアと携帯電話を契約すればいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、そううまくいくのでしょうか?
auの料金の未払いが続くとその情報は登録・共有される
携帯電話の料金を支払っていない人は、もちろん自社のデータベースに登録はされますが、それとは別にその情報が登録・保管されるところがあります。
それが一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)です。
契約解除後にも料金の未払いがある人物に関してはその情報をこのTCAに登録します。
TCAに登録されるのは以下のような情報です。
- 個人基本情報
氏名・生年月日・性別・住所 - 契約解除前の連絡先
契約解除前の携帯電話(PHS含む)の電話番号など - 連絡先電話番号
固定電話の番号など - 未払いの状況
この情報はTCAで保管されますが、登録している会員企業であれば、加入審査の際に情報を照会することができます。
登録された情報は以下の条件でのみ登録が抹消されます。
- 登録内容に誤りがあった場合(修正登録されることも有)
- 契約解除後5年以内
- 料金を完済した場合
つまり、強制解約になった後も料金を払わなければ最大5年間にわたって情報が登録され続ける事になるのです。
auで悪質な滞納を起こすと他のキャリアでも契約できない?
固定電話を持っていない方などの場合、携帯電話がないのは死活問題ですよね。
auが使えなくなったとしても、携帯電話が使えないのは困る…と思ったときに、他のキャリアと新規契約を考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、先ほどご紹介しました通り、auで長期間の滞納を起こすと、その情報は登録され、他のキャリアとも共有されます。
そのため、他のキャリアに申し込みをしたとしても、審査時にその情報が照会されてしまうと、新規で契約を結ぶのは難しいでしょう。
プリペイド式など中には契約できるタイプのものもあるかもしれませんが、通常の携帯電話の契約は大手キャリアの場合はほぼできないと思っておいてください。
やはり他の所で問題を起こしている人を自分の所で契約しようとはなかなかならないものです。
しかも、その情報が保管されている間は難しいでしょうから、一刻も早く滞納状態を解消することが大切になってきます。
スマホなどで本体を分割払いしている場合はさらに悲惨な事に…
いかがでしたでしょうか?auで未払いを起こして強制解約をされてしまった場合、他のキャリアと契約しようと思っても、契約が難しいということがお分かりいただけたのではないでしょうか?
しかし、さらに注意が必要で、実は未払いをしている場合、他のローンにも大きな影響を与える可能性があるのです。
本体代金を分割払いにしているとそちらも未払いになる
携帯電話の利用料金を未払いにしてしまった場合、純粋に電話の利用料金のみを未払いにした…と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、携帯電話の本体代金を分割払いにしている場合やauかんたん決済を利用している場合、そういったものもまとめて未払いとなってしまうので注意が必要です。
最近、スマートフォンなど、本体代金が高額となり契約時に分割払いを設定している方も多いのではないでしょうか。
そのような場合、ローン契約となりますので、その情報は信用情報機関に登録されることになります。
- 信用情報機関とは…
アナタが行ったローン契約・クレジット契約の内容の情報を登録・保管している機関。信用情報機関に登録される情報は、個人情報、ローン(クレジット)の契約内容、支払い状況、事故情報などとなり、その情報は信用情報機関の会員(業者)であれば照会することができます。
通常ローンを組んだりクレジットカードを契約したりするときは、業者が、申込者の信用情報を照会して審査を行っています。
この時に、他のローンで未払いなど問題を起こしていることが分かると、審査に通らないといった事態になってしまうのです。
信用情報機関にネガティブな情報が登録されてしまうと、ローンを組みたい!と思ったときに思うようにできないことも有ります。
特に住宅ローンなど人生を大きく左右されるようなローンの審査も通らない可能性が高いのです。
このような事態にならないためには、一刻も早く未払いの状態を解消するよう努力しましょう。
私は大丈夫?未払いがあるか確認する方法はあるの?
ここまで読んで、私は携帯電話の未払いがないかしら?と心配になった方もいらっしゃるかもしれません。
auでは未払いがあるかどうかの情報をインターネットのauホームページのマイページから確認することが可能です。
万が一、未払いがあったとしたら、すぐにauに相談するなどして、対応をするようにしましょう。
対応は早ければ早い程、軽度の問題で解決します。
未払いが続くと延滞金も発生することになりますので、このような事態にならないためにも、日ごろから携帯電話の料金を見直す、利用方法を考えるなどするようにしましょう。